53年の米国盤から、新作夫婦二重奏盤までリリースされた。ジャズ・ピアニスト、穐吉敏子さん名義のレコード・CDなどの作品は70枚余り。そのほか、夫のルー・タバキン氏(サックス)のアルバムや、チャーリー・ミンガス(ベース)のライブ盤、彼女の娘・マンディ・ミチルなどとの共演盤、その他、ベスト盤や、オムニバス盤などを加えれば、ゆうに100枚を超える。 僕は、これまでに、そのほとんどすべての作品を再発売盤なども通して聴いてきたが、唯一、印刷された写真でしか見たことがなかったアルバム「ジャズ・ザ・パーソナル・ディメンション」が自他共に認める「アキヨシ・レコード・コレクター」の佐々木雅雄さん(仙台市)から、7年振りの再会手土産として、僕にもたれされた。何という感激!。 「久しぶりに、ジャズ批評誌の対談記事読んだら、会いたくなってさ!」と、ほかにもオリジナルジャケット盤の「アスペクト・イン・ジャズ」(再発盤では“すみ絵”)そして、彼女のバークリー音楽院時代の作曲作品「シルフュッテ」が当時の学生たちによって演奏されている「ジャズイン・ザ・クラスルーム・vol.1」そして穐吉さんの推薦でバークリーに入学した渡辺貞夫さんが、アレンジと、アルトとフルートの一員で参加の「vol.9」など一挙に7枚もあずけられた。 さきの「パーソナル・ディメンション」LPは、69~70年に最も顕著な芸術活動をしたジャズグループとして「ラトガース・ジャズ研究所」が選んで、カーネギーホール協会と共同主催し、同ホールのリサイタルホールで開かれた、穐吉敏子カルテット、71年2月5日のライブ盤。 ラトガースと言えば、99年に日本人初の「国際ジャズ名声の殿堂」入りを果たした直後の、00年にラトガース大学ジャズ研究所、ニュージャージー・ジャズ協会の殿堂入りも果たしている、われらが日本!の「アキヨシは、トシコ」とる程にすごい人だなあと思わされる。 |