ベースのチンさんこと、鈴木良雄さんが、6人のピアニストとデュエットしたCD「マイ・ディア・ピアニスト」が発売になり、それを記念したツアーで盛岡と田沢湖に来演した。同行したピアニストは山本剛さん。僕は店を休み、4人で駆けつけた。
会場の田沢湖畔ビール工房「ORAE」に着いてすぐ、主催者「田沢湖ジャズ倶楽部」の会長・荒川憲二郎さんと握手。演奏者2人とは久し振りと、抱擁の再会。鈴木さんには、このトシコズ・ドリームの40と45話のコピーに、00年4月・ニューヨークのジャズクラブ「バードランド」で、穐吉敏子さんのオーケストラを聴いた時に、穐吉さんと鈴木さんご夫婦が一緒に並んだ写真を渡すと、女房が初めてNYに来たときの、貴重な写真と喜んだ。
新作のCDでは、6人の中の1人として、穐吉さんも、穐吉さんの作曲した「I・KNOW・WHO・LOVES・YOU」「HOPE」の2曲で参加しており、レコーディングの前日まで、僕は彼女のトリオと一緒に東日本ツアーをしていた関係もあり、楽しみにしていたCDだったので、何枚も買った。
穐吉さんに、日本での共演者に指名されている鈴木良雄さん。と、山本剛さんのデュオは、大人の音楽を感じさせる、実に美しい音だった。特にも「サマー・タイム」におけるベースの音色・そのスイング感!。たぶん、僕は一生忘れることはないだろうと思う大感動。山本さんの「A列車で行こう」にも感激した。
そのことを伝えると、誰かが居ると思うと、僕らもやっぱりどこかピシッとなるからね!と笑った。「そういえば、例の穐吉さんと皇后・美智子様の時の件さ。あの時僕の家にも宮内庁から電話があり、その後、皇后さまから直接お電話があってビックリ。しかも、けっこうな長い時間、お話しさせて頂き、もうコチコチでした。」と鈴木さん。
打上げの会場では、盛岡から一緒に行った金本麻里さんの歌に山本さんと鈴木さんが伴奏してくれて、何とHOPEでは、鈴木さんが穐吉さん風にピアノで伴奏し、皆をビックリさせた。