ワシントンDCから、小さな国内線機に乗って、ニューヨークへ着いた日の夜は、穐吉さんから、「ジョニーと行く穐吉敏子への旅」御一行が、セントラルパーク・ウエストにある穐吉さんの自宅へ、全員がご招待を受ける日とあって、皆、胸ふくらむ最高の日(3月29日)。
贈り物に悩んだあげく、留守の多い人だから、根のある花にしよう!と、数鉢の花を買い込んで、タクシーに分乗して出かけた。実際は一行13名なのだが、このツアーの03年に参加した、森隆明君という盛岡出身のデザイナーに、電話をして急遽パーティに誘った。
彼はその03年、僕たちとニューヨークに来た時、僕の知り合いで、ニューヨークで活躍しているやはり、デザイナーの橋本淳一さんに紹介してもらった会社に面接に行き、就職が決まり、3年のつもりがすでに6年も、ニューヨークで働き、日本人向けのニューヨーク便利帳や、地図などのデザインや編集を手がけて、元気にやっているのである。
このこともまた、元をただせば、穐吉敏子さんのお蔭様なのだ。彼も思わぬ2度目の穐吉さんのホームパーティでカンゲキの面持ち。おいしいワイン、クラッカーにとろけるチーズをのせ、口にほうばり、穐吉さん特製のターキーの丸焼きや、パスタ&サラダなどなど、の手料理に皆大感激。
ところが僕はといえば、花のことで頭いっぱいになり、日本から持って行った手土産をホテルに忘れてきたことを思い出し、一人だけ、パーティ離れて、タクシーで往復。トホホホ。盛岡のクリップさんが作ってプレゼントしてくれた、エコバック(トシコズ・ドリームのロゴ入り)に一杯詰めた夢物語を手渡して安心と思いきや、今度はトシコさんが、疲れて先におやすみ。又しても少し残念のトホホ。
穐吉さんのご主人、ルー・タバキン氏は、僕に新作のCDをプレゼントし、そして、
穐吉さんの娘さん、マンディ満ちるさんにも電話をしてくれて、久しぶりに、ゲンキな、たわいもない話を交わして、二人共なつかしんだ。リビングには最近取り替えたばかりの立派なピアノが光っていました。